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臨汾盆地で夏王朝後期の遺跡を発見 中国山西省

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東渠遺跡で出土した保存状態の良い土器窯。(資料写真、運城=新華社配信)
新華社太原3月13日】中国の山西省考古研究院は、同省運城市稷山県東渠村の北で夏王朝後期の遺跡「東渠遺跡」を発見したと発表した。臨汾盆地西部の夏文化研究の空白を埋める発見となった。
遺跡は汾河(ふんが)の下流に位置し、試掘調査で判明した面積は約10万~15万平方メートル。稷山県体育場などの建設に合わせ、同研究院と運城市文物保護センター、運城市考古学チーム、稷山県文物保護センターが、2021年4~8月と22年10~11月の2回にわたり発掘調査を実施した。
21年の調査では主に土器窯と灰坑を発見。うち、陶窯は2カ所で窯室と窯床、火室、作業場からなる小型の竪穴窯だった。灰坑は43カ所見つかり、配置は分散していた。主に東西方向に不規則な楕円形をしており、多くは開口部が大きく、底が小さい形状だった。
22年には大型の灰溝と洞穴式住居「窰洞(ヤオトン)」が見つかった。灰溝は東西に不規則な楕円形をしており、長さは東西約23.5メートル、幅は南北約7メートル。地勢は西高東低で、深さは2~4メートルだった。窰洞式住居跡は灰溝の西側に位置し、灰溝と住居跡が一つの小さな「地下式」窰洞建築を構成していた。